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本編もさることながら、メイキングで泣きました。
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ドキュメンタリー映画
日本のイルカ漁を隠し撮りし、その残忍さを訴えるドキュメンタリー映画『ザ・コーブ』が東京国際映画祭で予定どおりに上映され話題となっている。
イルカ漁は日本では合法で、昔からイルカを食べている地域もある。映画はイルカ捕獲の残忍さをクローズアップして訴えているらしく、監督は隠し撮りについて「イルカ漁の実態をほとんどの日本人は知らされていない。日本の人々に状況を伝えるには、他に方法がなかった」と話していたという。
作品について監督がテレビでコメントしていたので、どんな話をするのか注目して見てみた。ところが、私が聞いたのは「私はイルカ漁を批判したつもりはない。イルカは水銀に汚染されているから、食べない方がいいと日本人に伝えたかった。」というものだった。
何故信念を変えたのか、だったらなぜそんな作品を撮ったのだろうか。
イルカ漁がいいか悪いか、その作品がいいか悪いか、それ以前にがっかりだった。

ドキュメンタリー映画とはいったい何なのだろう。

東京国際映画祭では、もう1本注目すべきドキュメンタリー映画がある。
それが『ライブテープ』だ。
1人のミュージシャンが、元旦に弾き語りをしながら吉祥寺の町を歩く。
それはたった1カット(74分)のみで撮られていて、そこに緊張と偶然と奇跡が詰まった何とも斬新な作品なのである。
まず、カットがないというところに、ぴんと張った糸が1本あるようなほのかな緊張感がある。歌を聴いて歌詞を追いながら、これ、どこまで何が決まってたの?と気になるところがたくさんある。
また、計算しても絶対に作れない偶然の映像が楽しい。
そして、終盤に近づくにつれ監督・歌人の人間性、歌、町の人々、夕暮れ、がぐうっと迫ってくる。奇跡と呼ぶしかないような映像も幾度となく現れる。
歌と歌詞と映像を主にしながら、そこに映るすべての人の人生を何気なく想像し膨らんでいくような、不思議に奇跡的なドキュメンタリーであるように思えた。


物事は1つのものを中心として、360度、あらゆる角度から見ることができる。その視点を決めるのは自分自身だ。
ドキュメンタリー映画を真実ではないという人はたくさんいる。真実ではない。それは、当然のことだろうと思う。映っているのは事実だが、真実はそれぞれ自分の中にあるからだ。ドキュメンタリーというものは、作家・監督のレンズ(視点)を借りて自分の知らない世界を垣間見るもの。それすべて信じきることやそれがウソだホントだと議論するのはナンセンス。借りたレンズで観たものの中に自分の真実を見つけたり、その先の新しい視点を探ったり、学んだり、考え直したりするきっかけを与えてくれる素晴らしい表現なのだと私は思う。



☆『ライブテープ』は吉祥寺のバウスシアターで12月26日〜公開されるそうです。ぜひ観てみてください。
ジョギングジョギング


| - | 23:25 | comments(1) | trackbacks(0) |
真実はそれぞれ自分のなかにあるからだ。全く正しいと思う。昔「世界の中心で愛を叫ぶ」という作品がありましたが、私たちは、世界の中心というよりは むしろ世界そのものなんだと思う。「ライブテープ」観に行きます。
| うちかわ | 2009/11/08 6:50 PM |









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